年齢別スケボーおすすめ8選!初心者の子供が選ぶべきボードを徹底解説!

東京2020オリンピックで日本の若い選手たちが男女ともに大活躍し、スケートボードが大きく注目されたことで、お子さんにスケートボードをさせようと考えている親御さんも多いのではないでしょうか。

でも、どのスケートボードが子供に合っているのかわからなかったり、何歳くらいから始めて、どのように練習すればよいのかわからず困っている人も多いです。

今回は、大学で子供の運動発達について研究した筆者が、子供の年齢や運動能力に応じたスケボー選びのアドバイスをお届けします。

これを読めば、あなたの子供にピッタリのスケボーが見つかったり、親としてどのように練習をサポートしたらいいかがわかります。では見ていきましょう。

目次

スケートボードの世界へようこそ!

スケートボードの魅力と楽しみ方

スケートボードは、ストリートアートの一部とも言えるスポーツです。道路や公園があれば、どこでもスケートボードを楽しむことができます。スケートボードの魅力は、そのクリエイティビティにあります。スケートボードは自分自身のアートを作り出す手段でもあり、トリックやスタイルを自分なりに表現することができます。

若くても国際大会で活躍できる可能性がある

スケボーは年齢に関係なく楽しむことができ、若い世代から国際的な大会で活躍するスケーターが多くいます。例えば、東京オリンピックで金メダルを取った堀米雄斗選手は22歳、女子の四十住 さくら選手は19歳、そしてなんと西矢 椛選手は13歳の若さです。年齢に関係なく、スケートボードを通じて夢を追求することができます。

スケートボードの難しさとは

ボールの上に両足で乗るようなもの

例えが乱暴ですが、スケートボードに乗るというのは、サーカスなどでよく見かける不安定なボールに足で乗っかるようなものです。当然、多くの人が転んでしまう姿をイメージするでしょう。

スケートボードは4つの車輪(ウィール)がベアリングで回転しやすいように設計されているので、非常に滑りやすくなっています。似た設計のものにローラースケート(インラインスケート)がありますが、ローラースケートは足と靴(ローラー)が固定されているのに対して、スケートボードは車輪のついているボード自体が足と固定されていないことが大きな違いです。

そのため、不安定なボードに足を乗せたときの足裏の感覚のみでバランスの重心を敏感に感知し、全身のバランスを取る必要があり、固定されていない不安定なボールに足で乗るような難しい運動技能が要求されます。

まずはスケートボードのライド感に慣れ、重心をコントロールすることを覚えること

スケートボードに乗ることは最初は難しく感じるかもしれませんが、基本的なバランス感覚(重心のコントロール)を身につきさえすれば、嘘のように簡単に乗ることができるようになります。

そのために初心者におすすめする練習のポイントは、通常固定されていないボードや身体の一部を固定することで安定感を増してあげることです。そうすることで、ボードに乗る感覚をまず養うことができ、早期に一人でボードに乗ることができるようになります。

具体的な方法としては、この後に紹介するOOKIIEという手持ちハンドル付きのスケートボードを使うことや、親が子供の手を繋いで支えてあげて、安定性を上げることなどがあります。

ぜひ最初は一部を固定して安定性を高めてあげて、ライド感を養うことから始めて、段階的にスキルを向上させましょう。繰り返しの練習が大切です。

初心者向け年齢別スケートボードおすすめ8選

手持ち付きスケートボード:OOKKIE

  • 年齢の目安: 1歳から
  • 特徴: 手持ちハンドルがついていて、初歩的なバランス感覚やライド感を養うのを助けます。成長に応じて取り外しもできるので、最初のスケボーとしてぴったりです!親子で一緒に楽しめる点もいいですね!
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ロングスケート

  • 年齢の目安: 2歳から
  • 特徴: 長くて安定性があるので、基本的なバランス感覚を養うのに適しています。ただし、長いので子どもが一人で操作するのは難しいです。親が支えながら遊ぶ用に最適です。

ミニクルーザー

  • 年齢の目安: 3歳から
  • 特徴: 小さく軽くて持ち運びやすいデザイン。公園や近所の道の移動を楽しみながら、基本的なバランスを養うのに最適です。子供が初めて一人でスケボーに乗るなら扱いやすいモデルです。※防具はつけましょう。

Elos

  • 年齢の目安: 4歳以上
  • 特徴: 初心者にも取り扱いやすく、バランスと手足の連携を自然と助ける設計です。見た目にもかわいい。

通常サイズのスケーとボード(ショート)

  • 年齢の目安: 5歳以上
  • 特徴: いわゆるよく見るスケートボードで、トリックやストリートスケート向きです。動きの連携や瞬時のバランス調整を自然に学べます。たくさんのブランドやデザインがあるので、好みのものを選びましょう!

スイングボード

  • 年齢の目安: 6歳以上
  • 特徴: 体の動きで操作する新感覚ボード。前輪が一つしかないのが特徴で、体の中心部を使ったバランス感覚や左右に振って動かす動作を自然に鍛えます。サーフィンのトレーニングにも最適です。

リップスティック

  • 年齢の目安: 8歳以上
  • 特徴: 前輪後輪1つずつの2つの車輪で独特の動きを体験することができます。左右の体の動きのバランスを自然に高めるのに助けとなります。

ジェイボード

  • 年齢の目安: 8歳以上
  • 特徴: リップスティック同様に前後輪で2つの車輪がついていて、分割されたデッキが特徴です。上級のバランス感覚や体の柔軟性を楽しみながら鍛えることができます。

これらのスケボーは、子供たちの運動発達や運動能力に合わせて選ぶことが最善です。選ぶ際には、子供の現在の運動能力や興味をしっかり考慮し、最適なものを選びましょう。

スケートボード(ショート)の構造と用語

スケートボードはいくつかの部分から構成されています。以下は基本的なスケートボードのパーツと用語です。

  1. デッキ(Deck): 木製や合成素材でできた板状の部分。スケートボードの基本的な部分で、スタンス(乗り方)やトリックの基盤となります。
  2. トラック(Truck): デッキの下に取り付けられた金属のアクスル。車輪が取り付けられ、方向性やターンのコントロールに影響します。
  3. ホイール(Wheel): スケートボードの4つの車輪。硬さやサイズによって乗り心地が異なります。
  4. ベアリング(Bearing): ホイール内部にある軸受け。滑りやすさや速さに影響します。

スケートボードの基本的な乗り方

基本的な足の位置(スタンス)

スケートボードに乗る際、スタンスを選ぶことが重要です。一般的なスタンスには2つの主要なタイプがあります:

  • レギュラースタンス:左足を前に出して乗るスタンス。
  • グーフィースタンス:右足を前に出して乗るスタンス。

どちらが良いというのはありませんので、子どもにボードに実際に乗ってもらい、どちらが”しっくりくるか”を確認して、快適なスタンスを見つけましょう。

また、前足は4つあるビスのうち、前側2つのビス(図の赤〇)を超えないようにしましょう。超えてしまうと、ウィール(タイヤ)よりも前に立つことになり、前方へと転びやすくなります。足の向きはつま先を少し内側に向けると安定させやすいです。

スケートボードの進め方と止め方

スケートボードを進めるには、片足で地面を蹴って推進します。そして、ステップオンブレーキのように足を地面に着けて摩擦を利用して止めることができます。進むための足の位置や推進の仕方、そして停止方法をマスターしましょう。

スケートボード練習時の親のサポートガイド

お子さんが初めてスケートボードに乗るときは、親がそばでサポートしてあげましょう。ボードは不安定で、初めてのお子さんが一人で乗るのは危険です。しかし、親が適切にサポートしてあげれば子供はすぐにコツをつかんで一人で乗れるようになりますので、ぜひ最初だけはしっかりサポートしてあげましょう!

親が具体的にどのように練習をサポートしてあげたらいいのかをご紹介します。

両手を繋いで並走する

子供がスケートボードを練習する際、まずは親が両手を繋いであげて、並走しながら乗ってみましょう。親の手を頼りにバランスを取りながらスケートボードに慣れていきます。

この方法で練習する際のポイントが二つありますので参考にしてみてください。

ポイント
  1. 親の手に頼りすぎないこと!
    できるだけボードにまっすぐに立ち、自分の身体全体でバランスをとるのが大事です。親の手はあくまでも補助です!手がないとバランスが取れないような練習をしていると、いつまでも乗れるようになりません!
  2. 足の置く向きは進行方向側に向けること!
    実際に一人でスケートボードに乗るときの足の位置で置いておくと、一人で乗るときにスムーズに移行できます!

片手を繋いで並走する

次に、レギュラースタンスなら子供の右手、グーフィースタンスなら子供の左手と手をつないで並走しましょう。子供は自分の力でバランスを取りながら進む練習ができます。

この方法で練習する際のポイントも二つ、ご紹介します。

ポイント
  1. ボード側の足に体重を乗せること!
    親と手を繋いでいると、繋いでいる側の足に体重が乗りがちになります。しかし、一人で乗れるようになるためには、思い切ってボード側に体重を乗せてしまうことが大事です。きっと最初は前後方向のバランスが取れなくてボードが滑って転倒しそうになると思いますが、手を繋いでいれば大丈夫!しっかり体重をかけることを覚えましょう。
  2. 自分で地面をキックして進めること!!
    このフェーズでは自分でキックして進めることを覚える必要があります。不安定なボードに足を乗せながら、逆足で地面をキックするのは簡単ではありません。最初は転びそうになったり、ボードがどこかへ行ってしまったりすると思いますが、しっかりと手を繋いでサポートしてあげましょう。

お気に入りのスケートボードギアを身に着けよう

ヘルメットとプロテクターの必要性と選び方

スケートボードは楽しいだけでなく、安全に楽しむことも大切です。ヘルメット、膝あて/肘あてなどのプロテクターを身につけましょう。適切なサイズとフィット感を持つプロテクターを選びましょう。

初心者にもお手頃なおすすめのプロテクターをご紹介します。

スケートボードリュックの選び方

スケートボードリュックはスケートボードを持ち運ぶのに便利なアイテムです。デザイン、サイズ、ストレージの容量などを考慮して、自分のニーズに合ったリュックを選びましょう。

スケートシューズの特徴と選び方

スケートボードに適したシューズにはいくつかの要件があります。トリックを行うような上級者だけでなく、初心者にとっても際に重要です。安全に長く使用できるスケートボードに合ったシューズを用意しましょう!

ポイント
  1. 靴底はフラットで、クッション性は控えめで、滑り止めが聞いていること!
    ランニングシューズなどのように爪先や踵が反りあがっているものよりも、底がフラットでべたっとしたものののほうが安定感が増します。同様に、クッションがきいているシューズは安定しにくく、足の裏でボードをコントロールしにくいので、クッションは控えめがいいです。滑りにくい靴底を選びましょう。
  2. 人工皮革の厚みがあるシューズを選ぶこと!
    初心者だけでなく、スケートボードは新しいスキルに常に挑戦するエキサイティングなスポーツなので、上手くいかずに転ぶことは日常茶飯事です。そのため、シューズのアッパー素材も耐久性の高い素材を選ぶのが良いです。逆に選ばない方が良いのはいわゆるメッシュ生地の素材。軽量で通気性の良いメッシュ素材は多くの子供靴に使用されていますが、スケートボードの練習には不向きです。すぐに穴が空いてしまう可能性があるので、厚みのある人工皮革が良いでしょう。

初心者にもお手頃なおすすめのプロテクターをご紹介します。

スケートボードパーツのお手入れと交換方法

スケートボードのパーツを長持ちさせるために、車輪、ベアリング、デッキなどのパーツのお手入れ方法を学び、交換のタイミングを把握しましょう。スケートボードのメンテナンスは長期的な楽しみを保つために重要です。

メンテナンスはこちらのサイトが分かりやすくて参考になります。

スケートボードのトリセツ(パーツの名称やメンテナンス方法について) | あなただけの1台に出会えるスケートボード(スケボー)専門店 | Garage (garagesk8.shop)

スケートボード楽しむための場所-パークとストリート

子供が上手く乗れるようになったら、ぜひパークやストリートでのライドにチャレンジしてみましょう!!

スケートボードでは、2つの主要なスタイルがあります。パークライドはランプやボウルを使ったスケートボードで、空中でトリックを行うことが多いです。一方、ストリートライドは都市の要素を利用して階段や手すりなどでトリックを行います。自分の好みに合ったスタイルを選びましょう。

また、スケートボードパークで楽しむ際には、他のスケーターとの共有を考慮したルールとマナーがあります。列に並び、順番を守り、他のスケーターと協力して楽しい時間を過ごしましょう。

まとめ

スケートボードの練習では失敗して泣いてしまうことはつきものだと思います。子供にとって、スケートボードは成長の一部。失敗は成功の元だと心得ましょう。

親としては、年齢や運動能力に応じて子供に適切なボードやギアを選んでげることが大事です。子供の笑顔のために、最適なスケートボードをプレゼントしましょう!

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