こどもを公園で遊ばせることも多いと思いますが、
子どもの運動神経を鍛えるにはどんな遊びをさせたらいいの?
私の子どもの月齢に合う遊びを知りたい!
という親も多いのではないでしょうか!?
私にも3人の息子(4歳,2歳,0歳)がいるので、彼らが遊んでる姿を見ながら”運動神経が良くなるといいな”と日々思います。
“運動神経が良い子ども”というのは、実は”自身のカラダを適切にコントロールできる子ども”と言い換えてもよいです。
じつは、身近にある坂道や段差だけでも子どもたちが自分のカラダをコントロールする能力を楽しく鍛えることはできます!
大学で幼児期の子どもの運動能力を調査・研究していた私が楽しい遊びのアイデアをご紹介します!
この記事では、子どもと安心して、楽しく”坂道・段差遊び”ができるように、基本の遊び方+αのアイデアを私の2歳と4歳の息子たちの実例付きでご紹介します!
この記事を読むとこんなことがわかります!
- 月齢別に坂道・段差遊びでできること・できないことがわかる!
- 子どもと坂道・段差遊びを楽しむための+αのヒントがわかる!
撮影時 4月 | ゆ~ちゃん/2歳0か月 | こ~ちゃん/4歳0か月 |
---|---|---|
初級 平均台歩き | できる! | 余裕 |
初級 段差ジャンプ | なんとか! | 余裕 |
初級 坂ダッシュ | まだ早い! | ケガ注意! |
中級 スペースショット | 楽しい! | 楽しい! |
中級 前宙・バク宙 | 楽しい! | 超楽しい!! |
上級 登り坂ドリブル | まだ無理! | できる! |
坂道・段差遊びは子どもの運動能力を高めるためにとても良い遊びです!
ぜひ最後まで見ていただき、子どもと坂道・段差遊びを楽しんでください!!
<初級>自分のカラダのみで”坂道・段差”で遊ぶ!
まずは坂道・段差の基本の遊び方です。
- 平均台歩き!
- 段差ジャンプ!
- 坂道ダッシュ!
「平均台歩き!」で歩行時のバランス感覚UP!!
歩ける段差があればぜひ歩いてみましょう!!これだけでもバランス感覚が身についていきます。
“バランス感覚”を身につけるには8歳ころまでにこのような幅の狭い道や、不安定なところで歩いたり遊んだりするのがおススメです!!
大きな石がいくつかあれば、その上を渡ったりするのもいいですね!
逆側サイドから歩いてきた子とぶつかったらジャンケンをして、負けたらまた降りてスタート位置から登って歩いて、先に相手のスタート位置に着いた方が勝ち!なんて遊び、小さいころにやった方も多いでしょうね!
- 高い段差の場合、落ちてケガをする危険性があるので、まずはできるだけ低い段差であそびましょう。
「段差ジャンプ!」で衝撃を和らげるカラダの使い方が身につけよう!!
ちょっと高いところに登ったら、飛び降りてみたくなるのが子どもの気持ち!
10~30cmくらいの高さなら、飛び降りさせてあげましょう。
上手く着地するために、空中や着地時のカラダの姿勢・バランスを瞬時に調整する力が身につきます。
着地の衝撃を全身の関節で上手に和らげる力も身につきますね!
もし着地に失敗して転ぶ場合でも、とっさに手が出て顔を守ったりといった反射的な対応が身についていきます。
最初は10cm程度の低い段差からはじめて、飛べるようなら徐々に高さを上げていきましょう!!
- 子どもには前方向にしっかり飛ぶように声掛けしましょう!
- すぐ下に飛び降りてしまうと、着地時に段差に頭をぶつける危険性があります。
「坂道ダッシュ!」で足と腕が自然と振れる走り方を目指そう!
ゆるーい坂がある場合には登りとくだりで走ってみましょう!!
くだりでは平地よりもスピードが出るため、自然と反射的に足の回転と腕の振りができるようになります。
登りではしっかりと腕を振って、足で蹴らないと登れないので、より意識的に足と腕を使うことになります。
※傾斜はサッカーボールを置いたらゆっくりと転がりだすくらいの傾斜(1~2度くらい)がちょうどいいです
スポーツのアスリートは4度くらいの傾斜を使ってトレーニングしたりしますね!
- 「くだり」はオーバースピードトレーニングといって、カラダに未体験のスピードでの運動をさせることで、そのスピードに適応したカラダの使い方や神経-筋系システムの構築を促します。
- 「のぼり」は体重分の負荷がかかるので、より大きなチカラをで蹴る必要があり、筋トレのような効果があります
子どもの場合はまだカラダが発達途中ですので、あまり大きな負荷をかける必要はないので、先述の通り、ゆるーい坂で行いましょう!
- 転ぶ可能性があるので、できれば柔らかい路面で行ってください
<中級>親子でダイナミックに”坂道・段差”で遊ぶ!
次は坂道・段差を使って、複数の動きを組み合わせた遊び方をご紹介します。
- スペースショット!
- 前宙!バク宙!
「スペースショット‼」で空中感覚をみにつけよう!
大きな段差がある場合は、思いっきり高い位置まで子どもを引き上げてあげましょう!!
こどもって「たかいたかい」が大好きですよね!(*^ ^*)
高さが変わることで見える景色が変わったり、浮いたり落ちたりする感覚が楽しいんです!
この空中でのカラダのバランス感覚は「体操競技や陸上競技、スケートボードやスノーボードなど」の空中に浮く競技では必須の身体感覚です。
- 必ず両手をつかんで引き上げましょう!
- 引き上げ始めはゆっくりすること!
- 子どもはできるだけ肘を曲げっぱなしにすること!
- 肘が伸びた状態で、急に一気に引き上げると子どもが肩を脱臼する危険性があります。
「前宙・バク宙‼」で全身で回る感覚を覚えよう!
子どもにとってはかなりスリリングな前宙・バク宙に挑戦しましょう!
ぐるっと回る感覚が楽しいようで「もう一回!!」が止まりませんよ(^ ^)
※回転させているときも、親はしっかりと子どものカラダを腕で挟み込み続けてください
※左腕を固定して支点にして右腕で回転させるイメージがやりやすいと思います
バク宙にも挑戦してみましょう!!
※回転させているときも、親はしっかりと子どものカラダを腕で挟み込み続けてください
※バク宙も左腕を支点にして右腕で回転させるイメージがやりやすいと思います
- とにかく子どもを落とさないこと!しっかりと子どもを掴んで離さないようにしましょう。
<上級>道具を使って”坂道・段差”で遊ぶ!
最後に、坂道・段差を使った発展的な遊び方をご紹介します。
- 坂道ドリブル!
「登り坂ドリブル!!!」で蹴るチカラとリズム感を身につけよう!
ボールがあれば、登り坂を蹴りながら上がる遊びをしましょう!
ボールは坂を下ろうとするので、テンポよくボールをけることができなければ、ボールは坂を転がり落ちます。
一見簡単そうですが、小さな子どもはまだテンポよく一定のリズムで運動することができないので、意外と難易度は高いです。
ボールも、坂の上側に向かってまっすぐな方向に蹴らないと、弧を描いて減速してくだりはじめます。
まっすぐ坂の上に向かって蹴ること自体も自身のカラダの位置を変えて、蹴る方向を変える必要があるので意外と難しいのです。
このような環境の変化(今回の場合、坂があることでボールの動きが変化)に”合わせて”自身のカラダをコントロールする能力はスポーツの技能につながる重要なスキルです。
- 坂の両サイドが崖になっているところでは行わないようにしましょう。
子どもと楽しむ”坂道・段差遊び”まとめ
いかがでしたでしょうか。
お子さんと一緒に楽しめそうな遊びは見つかりましたか?
最後に坂道・段差遊びのまとめです。
月齢別に”坂道・段差遊び”でできること・できないこと(息子たちの実例)
撮影時 4月 | ゆ~ちゃん/2歳0か月 | こ~ちゃん/4歳0か月 |
---|---|---|
初級 平均台歩き | できる! | 余裕 |
初級 段差ジャンプ | なんとか! | 余裕 |
初級 坂道ダッシュ | まだ早い! | ケガ注意! |
中級 スペースショット | 楽しい! | 楽しい! |
中級 前宙・バク宙 | 楽しい! | 超楽しい!! |
上級 登り坂ドリブル | まだ無理! | できる! |
坂道・段差遊びで身につくこと!
今回ご紹介した坂道・段差遊びでのアイデアを実践いただくと、36の基本動作の中で、8つの動作が体験できます!
ぜひアイデアを参考に、子どもとの公園遊びの時間を充実させてください!!!
運動神経を鍛える方法
ここまで、身近にある坂道や段差での遊び方についてご紹介してきましたが、、、
こんな遊びで本当に運動神経が鍛えられるの?
もっと効果的な方法はないの?
と思う方もいると思います。
そんな方にはこちらがおススメです。
- 運動音痴の原因から、運動神経を鍛える方法まで網羅的に書いてあります
- 運動神経を鍛える楽しい遊びのアイデアについて、たくさんの具体例があります
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